
CONSULTANT COLUMN
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EV、垂直分業から水平協業へ
2021年、販売台数がHVを超えたEVに関し、22年初、台湾EMS最大手(以下、当社)が進めるEVの共同開発に当初の5倍にあたる約100社の日本企業が参加することとなった。当社は部品規格などを共通化し、EMS事業拡大を狙…more -
物流DX検討
先日ITトレンドEXPO2022 Springの中で、最新のITトレンドや業界情報に触れ、物流におけるDX活用シーンを考えさせられる機会であった。 DXとは大局的にはデジタル化を活用した事業・組織変革(新規事業創業含む…more -
都市鉱山、新たなサプライチェーン・コミュニケーション
金属マテリアル大手は、貴金属などを含む電子基板の廃棄情報を世界規模で集約できるWEBシステムを21年12月に構築。金や銅などを取り出せる廃基板は都市鉱山と呼ばれる。各国廃基板回収業者をネットワークで結び、廃基板を迅速に確…more -
データの見える化、伝える化
原価管理システムベンダーのスタートアップ企業が22年夏頃に、原価データの活用方法をアドバイスするサービスを始める。 DXの潮流のなかで、企業のデジタル化の需要は高まる一方、データの見える化・分析・活用・検証のプロセスが充…more -
オートノマス・サプライチェーン
エレクトロニクスメーカー大手が、先月末に米国SCMソリューションベンダーの買収を完了した(買収総額8600億円超)。 オートノマス・サプライチェーンというコンセプトでAIエンジンを活用してサプライチェーンの混乱を自律的に…more -
自動車も”xx Inside”の時代
EU欧州委員会による「2035年 新車CO2排出ゼロ」の発表で、EV開発と共にEV部品ビジネスが本格化した。エンジン・変速機の代わりとなるEVの基幹部品「eアクスル」を、デンソー、ボッシュといったグローバル自動車部品メー…more -
3Dデジタル地図プラットフォーム「プラトー」活用の成功要因
国交省が5月に全面公開する全国の3Dデジタル地図プラットフォーム「プラトー」から新ビジネスが生まれている。プラトーは実際の都市をデジタル空間でそのまま再現。オープンデータとして無料公開することで再開発や浸水想定図の作製な…more -
5Gが社会を変革させることを期待する
5Gは第5世代移動通信システムの略称、4Gの1000倍の通信速度と容量であり、レイテンシー1mm秒以下と、従来の10倍以上のデバイスの同時・多接続を実現できる。日本国内で商用サービスは2020年末には開始の予定である。5…more -
建機メーカーのIT企業化
建機メーカー大手が建機に搭載していた遠隔監視システムを事業化(外販)する。月5万円程度からの利用料で他社ブランドのダンプトラックに搭載、工事会社などの現場管理を効率化する。建機だけではなく関連事業で培ったサービスの知見も製品として販売、ソフトで稼ぐビジネスモデルが製造業にも広がってきた模様だ。…more -
デザイン思考とコンサルティング
SIer大手がデザイン思考の知見を備えた専門人材を今後3年間で1,000人育成すると発表した。顧客の潜在的ニーズを掘出し、課題解決策を提案するコンサルティング事業を強化する狙い。付加価値の高いビジネスモデルを構築し、収益力を高めるとのことだ。…more -
業界ブロックチェーンの起こり
半導体業界がブロックチェーンを使ったサプライチェーン管理システムの構築につき協議を開始、2021~22年の実用化を目指している。新システムは製品や半導体製造装置に管理ラベルを貼付、各工程でスキャンデータを生成して、製品、製造装置のトレースフォワード・バックを管理する。半導体製品の製造履歴や納入先を把握し、偽造品や環境問題を抱えるものを排除するのが狙いだ。…more -
AIとデジタル地図活用による物流効率化支援
大手総合商社が欧州のデジタル地図サービス企業へ出資している。狙いはデジタル地図を活用した物流業界の配送の効率化だ。効率的な配送ルートをAI(人工知能)が自動で選んだり、道路の混雑状況を加味して到着予定時刻を推定したりする…more -
コロナ禍におけるタッチレス(非接触)需要の高まり
コロナ禍においてタッチレス(非接触)の需要が広がっている。大手エレクトロニクス企業が医療機関の受付・精算機向けに、触れずに指で操作できる仮想のタッチパネルを10月までに発売する予定だ。…more