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Clubhouse熱は冷めるのか

Clubhouse(クラブハウス)は会話をする部屋を誰でもモデレーターとして設けられ、参加者は部屋に入り、トークを聞くことを楽しめるアプリである。聞くだけでなく、議論に参加し、自分の主張を述べ、盛り上がることも可能となる。日本では21年1月下旬にサービスが始まり、起業者を中心に急速に利用者は拡大し、メディアにも多数、取り上げられている。
クラブハウスの急速な拡大理由は次の3点と考える。①コロナ禍で人が新たなコミュニケーション方法を求めている。②エリートや有名人がクラブハウスの初期ユーザーとして活躍するので、ユーザーのクオリティの高さがユーザーを招きやすい。③インビテーションで加入することを通じで、話題性が増す。
しかし、日本上陸1ヶ月を経ちクラブハウスをやめる人も現れた。民間調査によると、クラブハウス利用者の30代が増加している一方、10代、20代の利用者は減少する傾向にある。時間を取られることが主要な減少理由となるが、10代~20代ユーザーはYouTube、Tik TokやInstagramなどのSNSで十分、高質な情報が入手可能なことも減少理由の1つと考える。今後Clubhouseの動向に注目していく。