TIC | 株式会社東京コンサルティング研究所

AI活用の勘所

大手携帯会社と日本気象協会は、小売や飲食業向けに、人流と気象からAIで来店客数を予測するSaaS型のサービスが1店舗あたり月額5390円で、導入できるとの報告があった。
提供に先駆けて、行われた実証実験では、食品ロスは3%、機会ロスは15.6%減少するという結果がでており効果が期待される。
AI活用成功の勘所として、需要予測の精度向上があげられる。
どんな状況で顧客の購買変化が起こるかを考える。
例えばコロナウィルス蔓延時には、感染症の数理モデルを用いて、人流との相関性を調査する。
人流と気象予測以外にも、前出の要素を考慮することで精度向上につながる。
以上より、データをAIに継続的に学習させ、需要予測を定常化させていくのである。

本田 卓也