貸し駐車場大手は国内で時間貸し駐車場の設置を増やすためにキャッシュレス精算機と監視カメラの運用を本格化する。25年11月以降の新設分は原則として現金非対応とし、駐車状況や料金を把握するゲートやロック板をなくす。ゲートやロック板を外す代わりに、監視カメラで車両の出入りや駐車時間を識別する。利用者が出庫時にゲート前に停車して精算する手間が省け、乗り降りする際にロック板につまずくといった危険も回避できるとのこと。
現金のやりとりや保管が不要になり、初期投資が少なくできる。現金の取り扱いや機器の保守に関わるランニングコストも抑えられ、管理や集金に関わるコストは半減する模様。
駐車場ゲートに進入する、離れた所にある精算機で現金払いする。雨天などはさらにストレスである。今後、設備はさらに進化する。高速道路のETC設備の様に、空きスペースに駐車するだけでカメラ、センサーで課金され、自動支払する。路肩スペースの駐車でも課金可能だ。さらに将来的にはEVが駐車するだけで充電できる、駐車するだけで初期車両検査ができるなど、進化が期待される。
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貸し駐車場の先進化
ITテクノロジー
2025年12月15日
