化粧品メーカ大手(当社)は敏感肌向けスキンケアブランドの価格(シェア3番手で12.6%)を1割超引き下げると発表。敏感肌ケア市場で先行する競合企業の価格(シェアトップで36.8%)に近づけ巻き返しを狙う。当商品は3000〜4000円台と中価格帯に位置、容量は据え置きつつも価格は従来より400〜600円値下げする。当社調査で価格を理由に購入をやめる利用者が競合商品に比べて2倍に上ったとのこと。
製造原価高が継続するなか、価格弾力性があるとのことで1割の値下げである。中価格帯の商品は、ある程度の商品の信頼性を持つ。その中での値下げは信頼性を担保できるのか懸念が残る。消費者は値下げ=容量減=成分・機能変更等を想起する可能性があるからだ。このためコスト構造上、値下げが可能となった要因を説明し、信頼性を維持する必要がある。このましいのは今回の値下げ品が、(将来購入したい)当社のハイブランド品の入口にあたる商品であること、あるいは新成分・機能の開発による新価格であること等のストーリー性を訴求することと考える。
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化粧品の価格戦略の行方
経営戦略
2025年08月25日