エンタメ大手がスポーツ観戦の現場の変革に挑んでいる。例えばサッカーでは選手と同じ視界で試合を振り返るアプリを実現する。サッカーの英プレミアリーグの選手がシュートを打つとき、彼の目にはどのような光景が映っていたのか。そんな選手視点の場面を疑似体験できるファン向け交流アプリを配信中。
映像解析システムの子会社のモーショントラッキング技術を使用。スタジアムに取り付けた約10台のカメラが選手一人ひとりの体を関節や目など29カ所の点で捉えて動きを追い続ける。CGはこのデータを基に再現するため、通常のカメラでは死角になる場面でもプレーを正確に再現できるとのこと。
ファンとしては、より親近感、臨場感を醸成する推し活ツールである。マネタイズはアプリ配信だけに留まらない。ファンのアバターが試合に参加し、ゴールの喜びをピッチで分かちあう、参加型仮想ゲームを提供する。さらに、その場の仮想店舗で推しの選手のユニホームを購入し、推しの選手から商品を手渡されるという疑似体験型販売も可能である。同様にアパレルではパリコレ等のランウェイに参加、その場で販促というシナリオも成り立つ。仮想店舗への集客として、このようなアプリを入口にして、出口はグッズ販売、チケット販売等に展開するとマネタイズの最大化につながる。
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推し活アプリによるスポーツビジネスのマネタイズ
AI
2025年10月06日