TIC | 株式会社東京コンサルティング研究所

C2Cサービスにおける可能性

シェアリングエコノミー、特にC2Cのモノのシェアにおいて、新たな傾向が表れている。フリマアプリ経由で中古品を購入し、修理専門店に修理を依頼する消費者が増加しているのである。要因としては、フリマアプリ経由で購入し、実際に手に取ってみたら汚れ、キズ等が目立つため修理したいという消費者が増加したこと、もしくは転売目的で購入し、修理をして利益を出すという消費者が増加したことなどがあると推察される。ここで、筆者は、「同一アプリ上での転売目的での購入は不可能ではないか?」という疑問を持った。実際にメルカリに出品されている価格を分析すると、いち早く売却して現金化したいという心理が働いたせいか、適正価格を下回る価格で出品しているユーザーが多い。(特にジャンク品などに価格のばらつきが見られた。)そのため、フリマアプリ上でそのように適正価格を下回る中古品を購入し、修理した後に再出品することにより、利益を出すことは可能であると考えられる。このように、C2Cにおいて修理して再出品することを前提に中古を買う消費の裾野が広がってきた。この傾向により、フリマ、オークションアプリなどの販売型のサービスだけでなく、さらにC2Cにおけるレンタル型のサービスが普及していくと、筆者は考える。しかしながら、個人間のレンタルサービスは、盗難、個人間の送料において課題があるといわれている。それらの課題は、レンタルされた商品が返却されないとデポジット(担保料金)が返金されないという取引条件を設けたり、取引地域を出来るだけ絞った地域特化型のサービスにすることによって解決できると考える。

川端 祥生