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企業物流短期動向調査

総合物流会社のシンクタンク子会社が四半期毎に調査・公表する企業物流短期動向調査(20/9月公表)がある。企業物流の最新動向を把握することを目的に1988年10月から開始された。その中に「荷動き指数」がある。当指数は、荷動きが増加すると回答した企業の割合-減少の回答割合で算出され、国内や輸出入における荷動き(物流面)から、国内(日本)の産業動向を把握することを目的としている。
当指数は2019年から下降傾向(マイナス指数の継続)となり、コロナ禍において、20年初からはマイナス指数が増幅した。
しかし、20年7-9月実績では下降傾向は底打ちし、上昇傾向に入った感がある。今後、企業景況においては年末賞与のカットなどが予想され、個人消費は、さらに悪化すると推察される。このため荷動き指数が再び、下降傾向に入る可能性があり、当指数を注視していきたい。

竹本 佳弘