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QRコード決済日本で普及できるのか?2

前回は日本におけるQRコード決済の現状を簡単に説明した。今回は「使い方の難易度」、「対応店舗の範囲」、「安全性」の3つの観点から日本においてQRコード決済が中国ほど普及していない理由を検討してみたい。まず、「使い方の難易度」から検討してみたい。中国のQRコード決済は「Alipay」と「WeChat Pay」が主流となっている。中国の銀行口座と身分証明書を保有していれば、簡単にAPPと銀行カードの紐づけができるため、幅広い年齢層の人が利用している。一方、PayPayは銀行口座からチャージをする際は、Yahoo!ウォレットの預金払い用口座に登録されている金融機関口座から行い、PayPayアカウントとYahoo! JAPAN IDとの連携が必要となっている。ヤフーIDを持ってない場合は新たに作成しなければならない。元々スマホの操作を難しいと感じる人がこのような複雑な設定はできないと考える。次に「対応店舗の範囲」について考えてみたい。中国では屋台から百貨店、飲食店、遊園地などほとんどの場所で主要なQRコード決済が利用できる。対して日本は店舗ごと利用できる電子マネーやQRコードが異なるため、ユーザーにとっては紛らわしく感じる。最後は「安全性」。中国のQRコード決済は高い安全性を持ち、ユーザーから深く信頼を得ている。しかしPayPayとSeven Payはサービス開始直後にクレジットカードの不正利用を報道され、ユーザーに不信感を与えてしまった。このような3つの理由から日本におけるQRコード決済の急速な拡大は難しいと考える。増税を伴い、キャッシュレス化を推進している最中ですが、QRコード決済の間、またQRコード決済と交通系ICのシェア争いについて、引き続き注目していきたい。