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料理宅配のラインロビング

料理宅配各社が小売りの提携先や配送地域を広げている。米宅配企業大手がSPA型雑貨大手と提携し、11月から雑貨の宅配を始めた。コロナ禍において、当雑貨企業の通販の10月売上高は前年同月比2倍に増収、通販売上比率は10月に15%と前年同月より7ポイント伸長したとのことだ。CVS大手各社も宅配企業と提携し、店舗の商品を宅配する仕組みを整備中である。
宅配企業による雑貨品あるいはCVS店頭商品のネットスーパー代行と捉えるが、商品の差別化が困難な中、料理宅配と買回り品を一括納品できる利便性が購入者に受けるのだろうか、動向を注視する必要がある。料理宅配企業の観点では、一見、CVSとの提携による取扱い品の増加(ラインロビング)になるが、取扱いを内製化するわけではないため、差別化要素とは言い難い。むしろ、CVS店舗へ迅速に集荷する緻密な配送網が競争優位性になると考える。

竹本 佳弘