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新たなトレンド:巣ごもり消費

COVID-19の影響に加え、気温が上昇しつつある。外出自粛と室外活動を控える人々の増加により、新たなトレンド“巣ごもり消費”が生まれた。観光・宿泊、外食、百貨店などの業界は深刻な状況を迎えている中、ゲーム、コンテンツ制作、ネットショッピングなど、在宅でエンターテイメントを楽しめる業界が好調である。任天堂のNintendo Switch向けソフト『あつまれ どうぶつの森』は3月20日の発売から6週間で日米欧合計のセルスルーが1341万本を達成、今も入手困難の状態である。同様にカシオ計算機の楽器事業も好調、4月国内販売実績が対前年同月比で70%増と大幅な伸長である。海外では、米ネットフリックスが有料会員を増やし、2020年1~3月期で最高益を更新した。また、エンターテインメント以外、通信教育に対する需要も高まっている。学生のみならず、社会人も将来に対する不安から、資格取得への意欲が高まっている。COVID-19の収束はまだ先遠い、今後も、巣ごもり消費の動向と各業界の対応に注目していく。