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COVID-19によるリモート化の広がり(1) ~監査法人のリモート監査~

新聞記事では、監査法人の会計士が在宅で企業の帳簿や領収書をチェックする「リモート監査」について紹介している。ある大手監査法人は会計士が在宅で監査ができるよう顧客企業数百社に携帯端末の配布、企業の経理担当者などが領収書や契約書などの書類を撮影し画像を送り、会計士が監査するというものだ。配布端末は送り先が設定されており誤送信がなく、且つデータは端末に残らず、情報流出リスクを抑えている。このリモート監査は当社の海外グループ企業にも展開する可能性があるとのことだ。リモート監査には会話の面では非効率さもあり、課題が残るがリモート化の流れは止まらない、その流れのなかで紙・手作業中心の業務プロセスも改善されていくと考えられる。
また、他の大手監査法人では監査業務が決算期末後に集中する従前からの問題の解決策の一つとして、常時監査を検討中とのことだ。企業の基幹システムと監査システムを常に接続し、AIも活用しながら不正の有無をリアルタイムで確認する。業務の平準化と訪問機会の減少に期待している。この常時監査+AI活用の仕組みが整備されると、監査の透明性・正確性・効率性が実現される。そして、この仕組みが金融機関と定期的に接続されれば、当機関による企業評価、融資の妥当性・効率性も実現され、企業統治強化の一策となるであろう。